色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

在日米軍の駐留経費

 今回のマティス国防長官の来日で尖閣諸島での日米安全保障条約第5条の適用ともう一つ注目されていたのが、在日米軍の駐留経費についてです。

 トランプ大統領は、選挙期間中「日本が守って欲しければ、お金を出せ。日本はお金を出さずにずるいぞ。お金を出さないなら撤退だぞ。」というような発言をしました。日本の在日米軍の駐留経費を75%程度を既に出しているにも関わらずこのような発言は、防衛関係者だけでなく多くの日本国民も驚いたと思います。私なら、現状を認識したうえでまだ増額を求めるなら、どうぞ出て行って下さいと言いたいですが。

 昨日の稲田防衛大臣マティス国防長官の共同記者会見では、「日本の負担分担は他国のお手本になる」と評価しました。マティスさんが来日で今回の会談でこの問題についても指摘があるだろうと考えておりましたが、逆に評価するということなので少し拍子抜けという感じです。

 しかし、これで良かった、これまで通り日本を守ってもらえると考える日本人がいれば、それはあまりにもお花畑すぎます。日本の東京ならまだしも、辺境の1島を守るためにアメリカは、中国と軍事的緊張を高めるという可能性は、少ないと思われます。

 マティスさんが評価しようがしまいが、日本は自分の国は自分で守る気概を持たなければなりません。米軍の駐留経費負担を増額するくらいなら、自衛隊の方々のお給料を上げてあげて下さい。それの方が、よっぽど国民は納得するのではないでしょうか。