色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

イギリスのEU離脱

 少し前の話しとなってしまいましたが、イギリスがEUを離脱するということが国民投票で決まりました。個人的には、大変残念なことだと考えております。

 この問題については、なんだかんだ言ってもEUに残るんだろなと思っていました。まさか、イギリスの人々もEU離脱という選択はしないだろうと安易に考えておりましたが、実際は離脱が多数となりました。

 移民の問題はありますが、経済的に考えてもEUに残った方が、良いということは言うまでもありません。そんなことは、イギリスの人々も理解していることでしょう。しかし、そんなことよりも移民の問題が私が考えているよりも、現実的に大きな問題になっているのでしょう。

 確かに、日本に移民の方々がたくさん押し寄せてきて、その社会保障の面倒までみないといけないとなると、そう簡単にOKですとは言えないでしょう。そう考えると、イギリス人は理性的な判断が出来ないと単純に判断することは出来ません。

 しかし、今回のEUを離脱するという国民の判断は、イギリスを衰退させることになるものだと思います。

 100年前にもヨーロッパには、600年以上続いた大帝国が衰退していきました。それは、国内の独立問題が端を発したようですが、イギリスも国内の独立派を勢いが増すことになるのではないでしょうか。スコットランドがイギリスから独立してしまうと、イギリスの国力が低下することは、目に見えています。

 ヨーロッパが混乱することにより、世界経済が不安定化することだけは、避けたいものです。

 日本には、直接的に今回のイギリスEU離脱による影響は軽微なものだと思いますが円高は、進行中です。まだまだ今後の動きを注視する必要がありますね。