色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

円高が続きますね

 何を円高というのか、何を円安というのか。ここが境目ということは出来ませんが、1ドル=100円前後という水準であれば、円高といってもよいのではないでしょうか。

 人それぞれ、円高円安どちらの方がよいのかというのは、生活スタイルや職業によってもかわると思います。株式投資をされている方については、円安の方が良いでしょう。主婦の方にとっては、輸入品が安くなるということで円高の方が良いのかもしれません。

 この円高状況というのは、アメリカの追加利上げが先送りされる予測から円が強くなっています。輸出企業にとっては、痛手でしょう。私も仕事もプライベートでもこの円が強い傾向は大変厳しい状況を生んでいます。しかし、円高のときも、円安のときもどちらもあるのですから、一喜一憂することなく冷静受け止めなければなりません。

 安倍政権は、円安方向に導くことで輸出企業を強くし、株価を上げることで支持率を上げてきました。この政策は成功をし、長期安倍政権が継続していることの一つの理由になっていると思います。安倍総理は、人々の心理を景気が良くなっていくという心理を育みました。

 もし、この円高が継続してこれまでの安倍政権が望んでいた方向と逆に進めばどうなるのでしょうか。普通に考えれば、政権への悪影響が起こることになると思われます。自民党の中には、それを待ち望んでいる人がいるかもしれません。権力の亡者は、安倍政権が長期化すると自分が権力を持つことができなくなると考える方もいるでしょう。日本や国民よりも自分の権力欲という方には、困ってしまいます。

 もう一段の日本の成長、安倍政権の長期化のためには、円安傾向に持っていく必要があります。日銀の黒田総裁には、為替動向には注視して頂きたいと思います。