色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

今年最大の関心ごと 天皇の譲位

 2017年始まりましたが、私の今年最大の関心ごとは、天皇の譲位についてです。今上陛下は、昨年8月に譲位について述べられました。このお話しを聞くと今上陛下が退位されたいということが理解できると思います。そして、退位について恒久的な手段を国民に考えて欲しいという願いが込められていたと思われます。

 しかし、どうやら政府は一回限りの特措法で済ませようとしているようです。これは、今上陛下の意思に反することだと思われます。確かに今上陛下がどう思われているかというお考えを明確にはわかりません。今上陛下が皇室典範を改正して、退位できるようにして欲しいということをおっしゃるはずがありませんが、昨年のお話しを聞けば特措法で退位したいとは思われていないのではないでしょうか。

 この特措法で退位され、新しい天皇が即位するということになれば、憲法違反という憲法学者もおられるようです。そのような不安定な状況に天皇を置くということは将来にわたって安定した天皇制度が確立されるのでしょうか。

 また、特措法となれば時の権力者によって、天皇の退位・即位をコントロールしてしまうことにもなります。そうなれば、天皇を政治利用する権力者も現れるかもしれません。

 私は、安倍内閣を応援しております。天皇制度も未来永劫継続していくことを望んでおります。

 政治家と日本国民がこの問題を真剣に考えることなくここまで来てしまいました。そうであるならば、ここでもう一度この問題について真剣に考える必要があります。世界に誇る天皇制度が将来にも安定して継続するために。