色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

安倍首相とトランプ大統領の首脳会談

安倍首相とトランプ大統領の首脳会談がアメリカワシントンのホワイトハウスで行われました。会談前に言われていたように経済や安全保障について話されたようです。私が関心を持っていた安全保障については、これまでと同様のような感じですね。日本が自国で自国を守るという国民感情が広がるきっかけになるかと考えておりましたが少しがっかりしております。

 安全保障では、尖閣諸島日米安全保障条約5条の適用対象と確認されました。北朝鮮に核・ミサイル開発の放棄を要求させることと拉致問題解決の重要性についても確認されたようです。また、中国の海洋進出のような力による現状変更に反対すること、普天間飛行場名護市辺野古移設に協力するということも話されました。

 トランプ大統領は、日本の駐留米軍費用について選挙前批判をしていましたが、これについては話しがなかったようです。トランプ大統領には、日本にもう少し防衛力を向上させるために、防衛費の増額や憲法改正についても話しが及ぶかとも思っておりましたが、そこまでには至らなかったようです。

 しかし、アメリカがこれまでと同様と考えるのは時期尚早です。アメリカと中国が戦争にまで至らなくとも、軍事的に衝突することが起こる可能性があります。その場合、日本は知りませんというわけには行きません。アメリカ海軍は、横須賀や佐世保から出航するでしょうし、空軍は沖縄を拠点の一つにすることは間違いありません。日本が何もしなくても、中国から見ればアメリカに協力する敵となります。

 アメリカ、中国のどちらかの敵国になります。その場合、どちら側で対応を行うというのは考えるまでもなく、アメリカです。もう、お花畑状態の思考では、自国の安全を保つことが出来なくなるという時代となりました。国際社会の現実です。

 自分の国は、自分で守る。この決意を日本人一人一人が持たなければなりません。