色彩を持たない、日本人男性のブログ

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民進党代表選挙告示

 民進党の代表選挙が告示されました。前原さんと枝野さんという民進党を代表する政治家2人の対決となりました。どちらも民主党政権運営を失敗した時に中心にいた人物ですから、あまり新鮮味がありませんね。しかし、この2人だけで争わなければならないくらい人材不足、次の世代が育っていないということでしょう。国会の質疑を見ていても、大切なことを忘れて、加計・森友のことばかりのような気がするほどです。北朝鮮の核・ミサイル問題でこれだけ国民の生命が脅かされている時に一体、何をやっているんだと怒りが込み上げてくるほどです。

 次の代表になる方は、これまでの残念な代表のようにならずに国家国民のためにお仕事される方が代表になられることを望んでいます。ただ、民進党にはあまり期待しておりません。期待してもまとまりなく、党内抗争に明け暮れ、これまでのようなことを繰り返すことが容易に想像できます。

 今回の代表選は、前原さん保守・枝野さんリベラルというグループに分かれての争いになっているようです。個人的には、前原さんを中心とした新しい民進党の誕生を期待しています。現状のままでは、ダメです。共産党と一緒に行動をしようとするような党では、絶対に国民から支持されることはないでしょう。これまでの民進党ではなく、新しい民進党自民党に対抗できる野党第1党になるためには、民進党内のリベラル勢力に出ていってもらうことから始めるべきです。

 すぐには、効果が出ないかもしれませんが、自民党ともう1つの保守勢力が誕生し、政策を競うことが出来れば、5~10年後には国民の支持も得られることだと思います。反対のための反対ではなく、健全な政策についての議論を行われるべきです。つまらないプラカード作成や日程闘争、揚げ足取りなどをしている場合ではありません。これは、日本の議会制民主主義が成熟するためにも必要です。

 そう考えると今回の民進党代表選挙には、意味があるかもしれません。民進党が再度国民の支持を得られる可能性の機会を得ることが出来るか、リベラル勢力が中心でつまらないことを繰り返すのかという選挙なのかもしれません。そう言った意味では、この代表選挙も少しは、興味を持っても良いのかもしれません。