色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

日本のモノ作りに対する不信感

 神戸製鋼所日産自動車、スバルと相次いで日本を代表する企業の不正が発見されました。品質の高い、モノ作り大国である日本にとって、この信用に対する世界的な不信は、簡単に拭いきれるものではありません。

 このような不正は、この3社のような大手企業であったので、大きな問題となりました。もしかするとこの3社は、氷山の一角であって、他にも多くの企業がこのような不正を行っている可能性もあります。コンプライアンスが問われる昨今となりました。自身もこのような不正について、気を引き締めなければなりません。

 何故、このような不正が行われたのでしょうか。当然、このような大手企業ですから、知らなかったというわけではないでしょう。組織的に不正を行っていたということは、間違いないと思われます。私が考えるには、景気が良くなってきたことではないでしょうか。

 景気が良くなり、仕事が忙しくなってきた日本の企業は、生産が追い付かないくらいの受注を抱えているのでしょう。私の周囲でもよく聞くことです。しかし、慢性的な人手不足で、人がなかなか人が集まらないということも多々あります。その中でも企業は、生産を行わなければなりません。本来の業務ではないことを他部署が手伝うということもあると思いますが、それが行き過ぎた結果ではないでしょうか。

 結果として、日本のモノ作りに対する信頼が失われました。今後、このようなことがないよう、発見された3社には、真摯に対応を頂き改善に努めて頂きたいと思います。それが信頼回復に対する、第一歩になります。