色彩を持たない、日本人男性のブログ

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電車に15時間閉じ込められる。新潟県、人命に対する危機意識の欠落と投票による責任。

 

 新潟県三条市のJR信越線で電車の中に15時間もの間、普通電車に乗客が閉じ込められました。大雪のために電車が動くことが出来なくなったようです。乗客は、430人もいたようで、トイレ・車内灯・暖房は動いていたそうです。全ての人が座席に座れなかったようで、交代で座られていた方もおられたと思います。雪国の天候は、大きな変化をすることがあります。雪国へお仕事などで行かれる方は、注意が必要です。

 ただ、この新潟県三条市JR東日本の対応には、大変な問題があると思います。5名ほど体調を崩された方がおられただけで大きな問題は、なかったようですが、一つ間違えれば大事故になる可能性もあったと思います。なぜ、15時間も電車の中で過ごさせたのでしょうか。新潟県三条市の危機意識が著しく欠落していると思います。

 このような大雪が降ったことについては、予測ができなかったのかもしれません。JR東日本の対応としては、動かないという判断しかできなかったかもしれないでしょう。なぜ、自衛隊への災害派遣要請は検討対象にしなかったのでしょうか。こういった民間で対応が困難な時に頼るのが自衛隊です。これだけの命の危険性があったのであれば、早期に対応すべきでした。新潟県の担当者は、依頼がなかったので動きようがなかったと言っているようですが、責任感がなさすぎです。そこに失われるかもしれない命があるのであれば、新潟県として責任のある対応をすべきです。

 行政の判断が悪くて救うことができたかもしれない命を救えないという経験を阪神大震災で私たちは、経験しました。当時、兵庫県の知事は、左翼の知事で自衛隊への要請を行わず、後手後手の対応を行い、不幸な結果になってしまいました。新潟県は、この経験を全く活かすことが出来ていません。新潟県の対応には、強い憤りを感じます。

 このような責任者を選んでいるのは、新潟県民の投票で選んでいます。自分達が選んだ政治家が助けてくれなかったのです。どの政治家を選ぶかということで、命の危険に陥ることもあります。知事・市長選ということで、私たちの命とあまり関係が無いように思われる方がおられるかもしれませんが、政治家は私たちの命を救う判断をしなければならない時があります。その時に今回のような対応しかできなければ、大変残念なことです。政治家の行動一つで、救える命が救えない可能性もあるということです。

 今回のことは、私たち国民がしっかりとした投票行動をしなければ、自分達の命を守ることが出来ないということを教えてくれています。