色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

自民党重鎮、古賀誠さんの問題著書

 自民党の重鎮で政治家としては、既に国会議員を退かれている古賀誠元幹事長の著書が波紋を広げています。この方は、自民党岸田派という大きな派閥(宏池会)の名誉会長をされているほどの大物です。この方の著書が波紋を広げています。

 その著書の中に「9条は世界遺産」、「少しでも憲法9条改正につながるようなことは針の穴程度でもやってはダメだ」というようなことが記載されているようです。安倍総理が取り組まれている、憲法9条の改正に反対されているようです。安倍総理だけではありません。自民党が取り組んでいるこの課題に疑義を唱えておられます。これだけの大物がこのようなことをこの時期に狙って著書に書かれているのですから、あえて混乱を狙っているのでしょう。

 しかし、自民党の方がこのようなことを引退されたとはいえ、おっしゃるのは大変おかしなことです。自民党は、元々改憲を目指して党が作られました。まさか結党の精神をお忘れではないかと疑ってしまいます。何十年か自民党の議員をやられていた方がこのようなことをお考えとは、驚くほかありません。

 憲法改正には、野党だけではありません。自民党の中にもこのような憲法改正に反対をされている方がおられるのです。古賀さんだけではないでしょう。発言はされていませんが、このような考え方の現職議員もおられるのでしょう。

 安倍総理も油断ができません。自民党の中にも応援してくれる議員ばかりではありません。そのような議員が公に発言できなくするためにも、良識あるある多くの日本人が今こそ真剣に考える必要があります。そして、声を上げ、憲法改正を自分達で行わなければなりません。戦後、初めて憲法を改正る歴史的な機会が訪れました。日本人が日本人として、本当の意味で戦後独立する機会です。日本人が変な発言に惑わされず、今こそ真剣に精進、決意しなければなりません。