色彩を持たない、日本人男性のブログ

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75歳以上の高齢者の方、窓口負担20%へ

 75歳以上の高齢者の方の医療機関での窓口負担が現在の10%から20%になるようです。政府が全世代型社会保障検討会議で中間報告をまとめました。この会議の議長は、安倍総理ですので日本にとって最高レベルの重要な会議ということが出来ます。

 この医療機関での窓口負担については、まだ内容については今後詳しく議論されていくことだと思いますが、ここに切り込んだ安倍首相を大いに評価したいと思います。

 ここに切り込むということは、大変な勇気がいることです。選挙で投票率が高いのは、60歳以上の高齢者の方々多いです。ここの既得権にメスを入れるということは、一番投票率の多い世代の票を失うことになる可能性もあります。これまでの負担10%だった方々が20%に増えると、負担が増加します。負担増というのは、誰にとっても嫌なことです。

 高齢者の方を敵にまわしてしまい、失敗した例として大阪都構想もその一つだと思います。高齢者を敵にすると選挙に大きな影響を与えてしまいます。

 そこに切り込んだのですから大したものです。この分を現役世代に向けて欲しいと思います。若い世代を力強く育てる環境を国が作ることが、安定した福祉を継続することにもつながります。

 ただ、骨抜きにならないようにしてっ欲しいと思います。一定所得以上は、とされています。この一定所得以上の設定が重要です。例えば、年収1,000万円以下は窓口10%というような金額設定ですと、実際はやらないと言っているのと同じです。この金額設定については、適切な金額にして欲しいと思います。

 選挙を考慮せず、勇気ある決断をした安倍総理ですが、これが日本の将来に繋がっていく政策といえます。このような政策を継続してくれれば、安倍総理をもう少し応援できそうです。