色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

イギリスのEU離脱?と思ってもイギリス国民は、選択しました

 イギリスがEUを離脱します。学者や評論家の方は、このEUの離脱について、イギリス国民が理性的な判断を行うことが、出来なかったという人がおられます。確かにイギリス経済を考えるとその見方は、間違っていないでしょう。

 しかし、イギリスの国民のどれだけの人が自国経済の影響を考えて投票行動を行ったのでしょうか。日本でも自分のことよりも、日本経済のことを考えて投票行動をしたという立派な方は、おられないとは言いませんが、とても少ないのだと思います。

 私は、EUに加盟し続けている以上、移民の問題と向き合わなければなりません。移民の問題というのは、大変大きな問題です。ヨーロッパのある国では、移民を受け入れ、女性に対する性暴力が増加しているという記事を読んだことがあります。刑務所に入ったほうが、自国で普通に生活するよりも良い生活をすることができるというものでした。また、経営者も賃金の高い自国民よりも、賃金の安い移民を雇った方が良いと考えるでしょう。また、自国民よりも移民の方々がよく働くということであれば、どんどん移民の雇用が増え、賃金が下がっていきます。

 移民の問題というのは、どこの国でも理性を失わせます。これは、イギリスだけでなく、アメリカでも排日移民法が成立したことがあります。これが、大東亜戦争の遠因になったという見方もあります。日本もそれほど移民を受け入れいる国というわかではありません。自国の治安や将来的なことを考えると、日本でも移民を受け入れるということは簡単ではありません。また、沖縄の基地問題も大半を沖縄に頼りっぱなしで、自分のところに少し負担するということになると一生懸命反対運動をされる方々もいます。

 イギリス国民は、EU離脱を選択しました。この決断が悪かったという判断が将来的に出るかもしれません。それでもそれが、イギリス国民の歴史的な経験となります。このイギリスの経験から日本も学ばなければなりませんね。