この国会ではあきらめちゃった、検察庁法改正案。やるならやった方が良いのに。
世論の反発が怖かったんですかね。これくらいであきらめるなら、初めからやめとけばいいのになと思います。
政府は、この国会での検察庁改正案の成立をあきらめたようです。
しかし、この法案を審議はされました。審議されたということは、税金が1日何億も使われています。国会議員の先生方の歳費も支払われています。
そこまで税金を使っておきながら、あきらめちゃったで済まされることではありません。この法案が大切で重要なのであれば、どのような世論の反発があろうと成立させて欲しかったと思います。
世論の反発がそれほど怖ろしいということですか?
税金を使ってせっかく議論したのに、今国会では成立をあきらめちゃいました。世論の反発を気にしてしまったのでしょう。
その程度の法案だったのでしょうか?
大切な法律であれば、国民の反対があったとしても、世論を敵にしたとしても、それが国民のため、国家のためであればやらなければならない時があります。
新型コロナウイルスで忙しい時に、どうでも良い先送りできる程度の法案であるならば、初めからやる必要がなかったのではないでしょうか
今回は、芸能人も多数反対をSNSで表明していました。これが広く、良くない法案じゃないかと国民に思われた原因かもしれません。
それでも、先送りしただけで、次の国会ではしれっと成立させるつもりでしょう。それなら尚更、今国会で成立させてほしかったと思います。
こんな定年延長でいつまでも国会で議論している場合ではありません。やらなければならないことは、たくさんあります。
安倍内閣の終わりの始まりかも
この程度で法案を先送りしなければならなくなったということは、安倍内閣の求心力が低下しているということでしょう。
私も安倍総理が憲法改正をすると強い決意で再度、総理大臣に返り咲いたと思って応援をしてきました。消費税増税など、納得できない法律も我慢して来ました。
しかし、安倍さんには、憲法改正を出来るだけの力がないなと思ってきました。もしかするとその能力もないのかもしれません。だらだらと長期政権となり、経済的には一定の評価を行うことも出来ますが、憲法改正・靖国参拝など、自身でやると言っていたことが出来ていません。
今回の検察庁改正案の今国会成立見送りも、自分の力=国民の支持がなくなってきたと自覚したのかもしれません。信じていた人に裏切られるということほどつらいことはありませんが、これも見る目がなかったと反省しなければなりません。