色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

IPS論文不正問題

 学者の道でもこのような不正がありました。京都大学のIPS細胞研究所に所属する先生が海外の科学誌に掲載された論文に問題がありました。捏造・改ざんということがあったようです。この先生も不正を認めているようです。

 今でこそIPS細胞というと、多くの方がご存知だと思いますが、私が知ったのは今から12~13年ほど前のことだったと記憶しています。山中伸弥さんを知ったのもその時です。凄いものが見つかったと驚いたものです。その後も山中伸弥さんは、ご活躍されていますが、今回は大変残念なことになってしまいました。

 功を焦るということは、学者の世界でも例外ではないようです。この不正を行った先生も成果を上げなければならないというプレッシャーもあったのだろうと思います。IPS細胞研究所で研究するほどの人なのですから、小さい頃から大変優秀でそれほど大きな失敗もしたことがなかったのかもしれません。その中でもしかすると結果がでずに苦しまれた中の出来事なのかなと勝手に想像しています。

 私も仕事では、結果が最大に重視されます。結果がすべてという所があります。結果を出した人が正しく、結果が出なければ間違っている。プロの仕事とは、そのようなものなのですから、仕方ありません。ただ、京都大学という国立大学で国民の税金を使用して研究を行っているところでこのようなことがあっては、なりません。今回のようなことが二度と起こらないように京都大学には、しっかりとした対策を行ってほしいと思います。