色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

タカタ 民事再生法申請へ

 タカタが民事再生法申請へ調整しているようです。タカタは、エアバックの不具合で死傷者が出ており、そのエアバックリコール問題で1兆円を超える負債がありました。製造業の倒産としては、戦後最大となるようです。

 昨日は、この報道でタカタ株が売買停止の状態となりました。一つの不具合がこのような優良企業の倒産という事態を引き起こしました。同じ物づくりに関わるものとして、品質がいかに大切かということがわかる出来事です。

 このタカタも本業では、儲かっていました。本業示す営業利益では、2017年3月期 389億円、2016年3月期 421億円、2015年3月期 329億円と非常に大きな利益を上げています。

 このタカタを経営支援するスポンサーには、中国企業傘下のアメリカ自動車部品会社のキー・セーフティー・システムズ(KSS)がつき、2,000億円規模を出資すると報されております。よりによって日本のエアバック・シートベルトといった安全部品の需要な技術が中国に流れてしまうということは残念なことです。日本の企業でこのタカタを救ってやろうという企業がないものかと考えてしまいますが、これだけの悪いイメージのついた企業に出資することはないでしょうね。残念です。

 東芝、タカタと日本の大手企業が苦しんでいます。優良な会社だと思っていてもどうなるかわかりません。私も会社員として、気を引き締めていかなければなりません。

 

加計学園に関する文章

 加計学園獣医学部設立で「総理のご意向」と書かれた文章、文科省での再調査結果について松野博一文科相が記者会見されました。文章については、文科省にあったようです。

 このメールは、前川前文科省次官によってあったと記者会見でも述べられていましたが、1回目の文科省調査では無かったと松野文科相が発表されていました。しかし、今回の再調査では存在が確認されました。

 これは、少し政府もやっちゃったかなという感じがしています。当初は、無かったものが、やっぱりあったとなると本当は、当初から存在を確認していながら隠していたんじゃないのかなと思ってしまいます。事実はわかりませんが、政府を不審に思われる方も多いのではないでしょうか。

 そもそもこの問題、それほど大きな問題なのでしょうか。森友問題もどっかに行っちゃった感がありますが、この問題も政府を追及するための道具として野党が作り上げたもののような気がします。こういった追及の仕方をするのは、民進党は非常に上手ですが、こんなことをしていても国民は支持しないでしょう。

 それでも政府の対応は、問題があると思います。残念ですね。こんなことで政府が怪しまれることになるのですから。

 今国会は、何やらぐちゃぐちゃしていたような印象を受けております。秋の臨時国会には、しっかりとした議論が注目されるようにしてほしいものです。

 

テロ等準備罪成立

 テロ等準備罪が成立しました。明け方までかかり、いつの時代かなと思わせるような牛歩戦術も見ることが出来ました。そんな古典的なことをして恥ずかしくないのかなと思います。まともな議員の方々は、さぞお疲れになったことだと思います。

 民進党共産党社民党自由党などは、反対のための反対をしているだけで建設的な議論を期待していましたが、国会でそのような議論をされることは少なかったのではないでしょうか。

 堂々と対案を示して、自分達ならこのような法案にするというようなものが見えて、その法案が政府・与党のものより優れていると国民が判断すれば、野党の評価や国民の支持も上がるでしょう。しかし、結局そのような建設的な議論はされません。反対の為の反対です。

 自分達が権力を握るために相手を陥れ、政局にしようということが見え見えの野党には、次の選挙でも国民の支持を集めることはできないでしょう。

 このテロ等準備罪は、本当にややこしい法案だと思います。だからこそ野党には、丁寧に議論をして欲しかった。残念です。与党も何だか強引な印象を残してしまったことはこの法律に対して国民も良い感情を持たないように思われます。政府・与党にも丁寧に対応をして欲しかったと思います。

 テロ等準備罪が成立したのですから、この法律で犯罪を事前に察知し、国民が守られることを期待したいと思います。

 

豊洲移転決めたかな? 小池都知事

 6月も中旬となりましたが、夜になると涼しいというよりも、少し肌寒い日が続いております。電車に乗っていると体調を崩していそうな方も見受けられます。昼と夜の気温の変化が大きいですね。会社の仲間に迷惑を掛けないように注意しなければなりません。

 さて、昨日豊洲移転をぐちゃぐちゃにしてしまった小池都知事について書きましたがとうとう豊洲への移転の考えを示す方向で詰めの調整を進めることにしているとの報道があります。お騒がせした都知事ですが、とうとう決められたようです。決められない都知事として、豊洲市場への移転を政治利用されたわけですが、上手くいかないと思われたのでしょうね。しかし、これでスッキリとした形で業者の方々も安心されている方も多いのではないでしょうか。

 都知事選挙では、小池さんを支持された方も、これまでの小池都知事の動向を見ていると、これ以上応援することはできないと思われた方も多いのではないでしょうか。民進党と一緒で期待した分、裏切られた都民はその投票行動都議会議員選挙で大きな意思を示すことになるのではないでしょう。

 都民ファーストの会も、選挙互助会ということを都民は気が付いてきていると思います。都民は、それほど馬鹿ではありません。都議会議員選挙でどのような民意が示されるのか楽しみです。

 

東京都都議選

 東京都都議選が来月(7月)に迫ってきました。小池東京都知事都民ファーストの代表となり、都議選の準備を加速されています。この都議選は、小池知事のこれまでの判断がどのように評価されるのかを問う選挙でもあります。東京都民は、どのような評価をするのでしょうか。小池知事に力を与えるのか、それとも自民党が再び力を得るのか。

 私が関心を持っているのは、築地市場豊洲移転問題です。これまでに東京都民の税金が6,000億円も使用されています。この大きな金額の費用が無駄になるかもしれません。地下水の汚染がこの豊洲に対する、安心・安全を奪っています。しかし、科学的な評価では問題ないことが証明されています。また、地下水を豊洲市場で使用することは、ありません。現在でも豊洲は、安全・安心な場所なのです。

 それを小池都知事民進党共産党などの野党は、この豊洲への移転を政治問題化しました。豊洲が安心できない場所という風評被害を起こし、これまでの政治判断が間違っていたかのように装っています。

 豊洲への移転は、昨日今日始まった話ではありません。30年以上も関係者の方は、侃々諤々の議論をされてきて、今日に至ります。大変ご苦労されたことだろうと思います。それを権力闘争の道具にされたことは、許すことができません。未だに小池都知事は、この移転について態度を明確にされてません。

 私は、この豊洲移転問題で判断できない知事・自身の権力闘争に使用した知事には、これ以上の権力を与えることは出来ないのではないかと考えております。東京都民の良識が問われる選挙になるのかもしれませんね。

 

第193回、通常国家終盤戦

 第193回、通常国会もまもなく終了します。この国会で注目されてきた森友問題や加計学園の問題も民進党共産党を中心とした野党の追及もむなしく、安倍内閣の倒閣は果たせないまま終了するでしょう。

 民進党は、政局のことばかりです。テロ準備罪も万全な法案ではなかったはずです。問題点を追及して、法案を修正させなければならないことに尽力もせず、ただただ、政局がらみで森友問題や加計学園のことで貴重な国会の時間を使っています。極端なことを言ってみたり、揚足を取っている場合ではありません。私たちの税金が無駄に使われていると言っても良いでしょう。民進党の議員の方には、猛省を促したいと思います。

 その点日本維新の会は、与党と協議をして、法案を修正させることに成功しました。もちろん日本維新の会は、与党ではありません。野党です。同じ野党でも国益を考える党と自分達が権力を握ることを考えている党では、大きな違いがあることがよくわかります。

 北朝鮮がミサイル開発を加速させ、日本の安全保障にとっても脅威となっているにも関わらず、外務委員会でも民進党は、森友問題を追及しておりました。国民の生命と森友問題は、どちらが大切なことかは、誰でもわかるはずです。残念です。

 通常国会は、まもなく終了です。秋の臨時国会は、是非国益にかなう議論が行われることを期待しています。民進党さん、頑張って下さい。

 

 

石原元都知事の証人喚問

 豊洲市場移転問題について、東京都議会の百条委員会で今日の午後1時から石原元都知事の証人喚問が行われました。先ほど、この証人喚問も終了しました。

 この証人喚問を見ていて、まず感じたのは石原さん年取ったなということです。84歳という年齢の老人が呼び出されて、体調もすぐれない中での出席されたことについては敬意を表したいと思います。しかし、それだけ東京都知事の責任というものは重いものですから、頑張ってもらわなければなりません。

 過去の首長を現在の基準で責任を追及する、このようなことが行われれば、今後全国の首長さんは、何かを決定することについて臆病になるのではないでしょうか。おおよそ確からしいという状況であれば、首長が責任をもって決定する。しかも、その時の科学の判断も問題ないとした判断です。この責任を明確にすることは必要かもしれませんが、何か悪者のように後々追及するのはどうかと思います。

 また、都議会も何の責任もないような風にしておりますが、議会にも責任がないわけではありません。この都議会の責任は、今後どのようにされるのでしょうか。石原さんは、もう引退されておりますが、当時都議会議員であった方もおられると思います。人に責任と言う前に、都議会の責任も明確にして頂きたいものです。

 石原元都知事、お疲れさまでした。