色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

『アキラとあきら』 池井戸 潤著 徳間文庫

 体調を崩しました。これほど寝込むのは、2年ぶりです。この2年間、少し体調が悪くなったかなと思っても寝込むまでには行かなかったのですが、今回は、本当にキツイ。2日間寝込んで、少し良くなってきました。3連休は、助かりました。息子を遊びに連れて行ってあげられないので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。早く元気になって、一緒に遊べるようにしたいと思います。

 

 この寝込んでいる時に、池井戸潤さんの作品を読みました。体調が悪くても、ぐんぐん引き込まれてあっという間に読み終わりました。池井戸潤さんの作品は、全て読みましたが、今回の『アキラとあきら』も読者の期待を裏切ることなく、大変面白い作品になっています。

 文庫本で705ページありますので、あまり本を読まれない方は、ページ数が多いなと思われるかもしれません。しかし、このページ数でもこの作品であれば、苦も無くすぐに読み終わってしまうと思います。それほど面白い作品なのです。

 『アキラとあきら』は、漢字で書くと『瑛と彬』と書きますが、私はこれまでこの字で「あきら」と読む名前の方にお会いしたことがありません。「瑛」は、よく見かけます。有名人でも瑛太さんや奥田瑛二さんもこの字ですが、たいていの方は瑛を「えい」と読まれると思います。「彬」は、私がすぐに思い浮かぶ方といえば、島津斉彬です。幕末薩摩藩の第11代藩主です。西郷隆盛など幕末で活躍した人達を育てたことでも有名です。

 この作品は、2人の「あきら」が生まれ育った環境が全く異なりますが、出会い試練に立ち向かうというものです。池井戸さんの作品は、銀行がどのようなところかがよくわかります。銀行というところでは、絶対に働きたくないな、働けないなと思うことが多いのですが、企業を育てることが出来るのも銀行です。そういった意味では、社会的責任も大きいと思います。

 銀行がどんなところかということを知りたい人には、一端が垣間見れる作品になっています。

 

衆議院選挙後の内閣支持率

 読売新聞が第4次安倍内閣八足を受けて、世論調査を行いました。結果は、安倍内閣の支持率が52%でした。選挙後の安倍内閣支持率も52%だったので、安倍総理に対する支持率は、横ばいです。

 衆議院選後の支持率が低下していると選挙結果との相関関係がおかしくなりますので、どうかなと考えていました。国民の支持は、衆議院選の与党大勝の結果と同一ですので、安倍総理には国民の支持を背景として、政治を前に進めて欲しいと思います。

 今回の選挙によって、与党大勝と改憲勢力が伸長しました。改憲勢力としては、自民党希望の党日本維新の会です。公明党は、与党ですが改憲について、明確な方向性が示されていないと思います。山口代表が憲法改正について、明言されていのではないでしょうか。公明党がもしそれほど前向きではないとしても自民党希望の党日本維新の会で約340を超えています。憲法改正に必要な3分の2を衆議院では、充分に超えています。これを考えると公明党憲法改正に後ろ向きというわけにはいかないでしょう。

 日本維新の会は、改憲が明確にされておりますが、希望の党はよくわかりません。憲法改正OKで希望の党から立候補したはずなのに、当選してから改憲反対というようなわけのわからない議員もいるようです。来週、共同代表選挙が行われますが、もしこのような憲法改正に反対するような議員が選出されたとするならば、希望の党改憲勢力にならない可能性もあります。その時は、この政党が国民からもう見放されてしまいますので、存在価値がなくなってしまい、なくなってしまうでしょう。

 もう、憲法改正について数を気にすることはないのかもしれません。それよりもどのような憲法改正になるのかという内容が重要になってきました。自民党改憲案のような会見であれば、少し残念という気持ちがあります。今後、国会でも改憲勢力を中心とした活発な議論が行われると思います。邪魔する勢力は、小さくなりました。議論の内容を楽しみにしたいと思います。

 

第4次安倍内閣発足 と 次の総理は誰に?

 安倍さんが第195特別国会が11月1日召集され、衆議院参議院首班指名選挙で第98代首相に選ばれました。おめでとうございます。全閣僚再任されました。この内閣で日本を引っ張っていってくれます。主権者である国民が選挙を通じて、安倍さんにこの国を任せることを選択しました。私も一国民として、この首相を望んでいました。内外に難問を抱えることになりましたが、日本と国民をこの内閣は守ってくれるはずです。信じたいと思います。

 心配なのは、消費税の問題です。現在の8%から10%へ上げることが法律で決まっています。しかし、リーマンショック東日本大震災級の事態が生じた場合には、再延期をするようですが、このようなことは100年か1000年に1回しか発生しないようなものです。本当に安倍総理は、あげちゃうのかな?今上げたらどうなるかわかってますよね?また、深刻なデフレ不況へ逆戻りです。安倍さんならそんな判断をしないと思いますが、心配ではあります。

 安倍さんが長期政権になることが決まりました。来年の自民党総裁選挙で再選すれば3期9年の総理大臣となります。安倍総理を応援しておりますので、問題ないと思いますが、問題は安倍さんの後任は誰にするのですかということです。まだまだ先のことなのかもしれませんが、もう次の総理大臣は現在の衆議院議員の中の誰かになります。安倍さんほどの人がいるのかなと考えた時にすぐに名前が出て来ません。このような話の時に出てくるのが、石破さん・岸田さん・野田聖子さん・小泉進次郎さんなどですがどなたも私は、応援することが出来ません。この4人でしいていえば、小泉進次郎さんかなと思いますが、こども保険というようなことを言っているようでは総理になる資格がありません。

 次の総理は、誰になるのか。この国を任せることが出来るのは、どなたなのか。そんなことも考えながら国会を見ていきたいと思います。

日本維新の会 丸山穂高議員離党

 本格的に寒くなって来ました。この寒さで、先週末から不覚にも体調を崩してしまいました。寝込んだり、会社を休んだりというまでにはなっていませんが、適度な体調の悪さで辛い日々が続いています。今日と明日の残り2日、仕事頑張ろう。

 ツイッター橋本徹大阪市長にボケボケとコテンパンにやられた丸山穂高衆議院議員日本維新の会を離党されることになりました。この橋本さんからの攻撃が理由のようです。

 丸山さんは、ツイッター堺市長選・衆議院選の両方の選挙で日本維新の会としての総括と代表選挙を行うように求めただけです。これだけを見ると全く問題がありません。しかし、その表現方法は、日本維新の会代表である松井さんに礼節を欠いたものでありました。松井代表(大阪府知事)と丸山さんが大変近しく、慣れ親しんだ関係があるのだと思っていましたが、松井代表によると5年ほど話もしたことがないそうです。ということは、それほど親しい関係性でもないということです。

 それにも関わらず、礼節を欠いた表現というのは、国会議員としてというよりも社会人としても問題があります。間違ったのなら、謝ればよいだけのことですが、そのこともわからず離党するということは、何とも程度の低い議員だなと思わざるを得ません。社会人経験もなく、それほどの苦労もなく、議員となり自分の力を過信したのかもしれません。

 それでも丸山さんは、大変優秀な方です。日本の国のためにしっかりと仕事をされていると思います。私もこの方の考え方や国会での質問には、大変素晴らしいと思うこともあります。今回のこの程度のことで、離党して国会での活躍の場を奪われるというのは、残念です。私よりも実際に投票を行った、選挙区の方々は、残念と思われているでしょうし、裏切られたと考える方も少なくないのではないでしょうか。

 若いうちは、失敗もあります。私も失敗ばかりです。つまらないことにこだわることなく、是非日本維新の会で引き続き、頑張って頂きたいと思います。橋本さんとも一度直接会って、お話をしてもらいたいものです。若い優秀な人がつぶされるようなことがあってはなりません。引き続き、丸山さんを応援しています。

 

同じことを繰り返す、元民進党の議員たち

 希望の党に参加している議員の中には、元民進党の議員がたくさんいます。その中には、元々民進党を離党して、希望の党に参加された方と選挙前に党の決定で希望の党から立候補して、当選された方がいます。後者の方は、党の決定として仕方がなかったという人もいると思いますが、安保法制賛成・憲法改正を了承して、保守政党ということを了承して、希望の党から立候補され当選されました。

 小池都知事を代表とすることも理解しており、嫌なら他の党や無所属で立候補すればよかったのです。それにも関わらず、希望の党から比例復活で当選したのに、小池都知事を批判している方がいます。

 比例復活した議員の中では、小川淳也議員、柚木議員などです。特に柚木議員は、テレビで希望の党小池都知事に対する批判をしております。大串議員は、選挙区で勝ち上がったようですが、それでも希望の党小池都知事の影響なしで勝てたわけではないはずです。

 それにも関わらず、批判ばかりして感謝の気持ちがありません。お家騒動は、民主党民進党のお家芸ですが、新しい党でも同じことを繰り返しています。もういい加減にして欲しいものです。

 希望の党は、保守政党としてこれから自民党と対峙していこうとするときに過去の事で文句ばかりです。このような議員がいる党に本当に未来があるのでしょうか。小池都知事は、もう一回このようなつまらない議員を排除する必要があるのではないでしょうか。成長できない議員には、退場してもらわなければ私たちの税金が無駄に使われるばかりです。

 

日本のモノ作りに対する不信感

 神戸製鋼所日産自動車、スバルと相次いで日本を代表する企業の不正が発見されました。品質の高い、モノ作り大国である日本にとって、この信用に対する世界的な不信は、簡単に拭いきれるものではありません。

 このような不正は、この3社のような大手企業であったので、大きな問題となりました。もしかするとこの3社は、氷山の一角であって、他にも多くの企業がこのような不正を行っている可能性もあります。コンプライアンスが問われる昨今となりました。自身もこのような不正について、気を引き締めなければなりません。

 何故、このような不正が行われたのでしょうか。当然、このような大手企業ですから、知らなかったというわけではないでしょう。組織的に不正を行っていたということは、間違いないと思われます。私が考えるには、景気が良くなってきたことではないでしょうか。

 景気が良くなり、仕事が忙しくなってきた日本の企業は、生産が追い付かないくらいの受注を抱えているのでしょう。私の周囲でもよく聞くことです。しかし、慢性的な人手不足で、人がなかなか人が集まらないということも多々あります。その中でも企業は、生産を行わなければなりません。本来の業務ではないことを他部署が手伝うということもあると思いますが、それが行き過ぎた結果ではないでしょうか。

 結果として、日本のモノ作りに対する信頼が失われました。今後、このようなことがないよう、発見された3社には、真摯に対応を頂き改善に努めて頂きたいと思います。それが信頼回復に対する、第一歩になります。

 

希望の党が希望の党であるために人事に注目

 希望の党民進党とは異なる、保守政党として私は期待しています。保守2大政党の実現を目指しているそうですが、これは是非力をつけて頂きたいと思います。

 その中で小池都知事を批判している、元民進党の議員ですが、この議員は自分が比例復活で当選しているにも関わらず、よく小池さんを批判できるなと思います。小池さんのお蔭で当選出来たことを認識しなければなりません。希望の党ではなく、無所属で立候補していたならば、小選挙区で負けた時点で国会議員になれなかったのですから。自覚して下さい。

 これらの議員を中心として、せっかく保守政党を目指しているにも関わらず、元民進党のそれに反対のリベラル勢力が潜り込んでいます。もし、この勢力が希望の党の今後の人事で幹部になったとすると、元の民進党に戻るのではないかという心配があります。そうなると、共産党選挙協力をするような立憲民進党と再度合併などというつまらない事態になる恐れもあります。

 こうなったら最悪です。民進党から保守勢力が離党して作ろうとした保守政党が作れなくなってしまいます。また、反対のための反対、批判のための批判、国民の生命の危機が迫っていてもモリ・カケ問題の質疑が行われます。つまらない国会の議論の繰り返しです。

 このような国会には、絶対に戻してはならないと思います。政策を戦わせ、それについて議論を行い、それを見て国民がよりより政党を選択するという風にならなければなりません。

 日本の民主主義が成熟するチャンスでもあります。希望の党は、あまり好きではありませんが、それでも頑張って頂かなければなりませんん。今後の人事に注目です。