色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

元農水省事務次官の息子殺害事件

 農水省の元事務次官である熊沢英昭さん(76歳)が2019年6月息子を殺害する事件で検察は、懲役8年を求刑しました。ニュースでも大きく取り上げられていたのでご存知の方も多いと思います。

 農水省事務次官といえば、その省の事務のトップです。エリート中のエリートです。そのような大変優秀な方でも家庭では、大変な苦労をされていたそうです。妻は、うつ病で娘は、家庭環境を苦にして自殺と報道されています。

 息子を殺すというくらいですから、相当追い込まれていたんだと思います。息子の暴力や殺すという言葉を浴びせ掛けられたりと、息子に苦労をされていたようです。

 私にも一人息子がいます。彼を殴るという行為は、とてもすることが出来ません。時には、強くしかることもあります。それでもその命を奪うというようなことは、考えることすら出来ません。誰でも自分の子供に対しては、そのような気持ちを持っています。愛情にあふれていると思います。そのような息子に手をかけたのですから、相当の事情があったのでしょう。それを思うと安易な発言をとてもすることが出来ません。苦しんだんだと思います。

 このような大変不幸な事件が起こってしまいました。家庭のことは、家庭でといっても限界があります。周囲や地域など、このような事件が起こらないような環境を整えて欲しいと思います。安易にコメントするテレビのコメンテーターがいます。これは、そのように簡単なことではないということを理解して欲しいと思います。