色彩を持たない、日本人男性のブログ

日本について、日々考える。

東京封鎖って、どういう法的根拠でできるの?

 東京が封鎖されるというような話しが、世間を賑わせているようです。では、どうやって東京封鎖ができるのでしょうか。

 

 よく聞く言葉としては、戒厳令が発令されるのかとか、非常事態宣言が出されるのかというのがあります。この2種類は、どういう根拠があるのでしょうか。

 

戒厳令        非常時に軍隊に統治権をゆだねる命令。

 これ、日本では出来ないですよね。これを行う法的根拠がありません。もし、この通りの意味だとするならば、憲法も改正しなければなりません。日本は、1947年に廃止されてます。また、自衛隊は、軍隊ではありませんので、まず軍隊を作らないといけませんね。

日本では緊急勅令として、戒厳が発せられたことが3件あります。

 

1905年  日比谷焼き討ち事件

1923年  関東大震災

1936年  2・26事件

 

この3件で発令されたそうですが、これは政府ではなく、緊急勅令として発令されたようです。つまり、天皇陛下より発せられたものです。

 

さすがの1国の総理大臣である安倍さんでも法律がないので、発令することが出来ません。法律を作っている時間的な余裕がないので、これは無理です。日本は、独裁国家ではありませんから。

 

非常事態宣言(日本) 要請や注意喚起(法的拘束力なし)

 すでに北海道の鈴木知事が、コロナウイルスの広がりを抑えたものとして出されたりもしていますが、日本では法的拘束力がありません。

 

 

 ということで安倍総理は、東京を封鎖することは出来ません。飲み屋さんに行くことも出来ます。

 

 あまり東京封鎖という言葉だけに踊らされないようにしなければなりませんね。