新型コロナウイルス、毒性は弱そうだが恐いところもあるな

　新型コロナウイルスの感染者が、日本でもとうとう１万人になろうとしています。欧米各国と比較すると日本は、感染者も死亡者も少ない結果となってます。

　この状況を考えると日本人に対しては、毒性が弱くそれほど大したことないのかなと感じてます。テレビを中心とするメディアでは、視聴者を恐怖に陥れるような報道を繰り返し、繰り返し行っています。ＰＣＲ検査をもっとしろ等、医療現場のことを全く考えていないような発言も多く見られます。

　コメンテーターや評論家って責任がないので、好き放題発言できる良い職業だなと思います。私の仕事では、３現主義という言葉をよく使います。現場、現実、現物です。好き勝手話している方は、間違いなく現場や現実を見ていないのでしょう。医療現場を見ていれば、簡単に発言出来ることではないのです。

新型コロナウイルスの恐いところ

　インフルエンザと比較して、新型コロナウイルスは、感染者も死亡者も少なく、毒性が弱いということが出来ます。今後の状況にもよりますが、現在のデータを見ているだけでは、間違いないと思います。

　ＰＣＲ検査をしていないからだという人もいるかもしれませんが、確かにＰＣＲ検査をしないと感染者を見つけることができません。潜在的な感染者を見つけることが出来ま。しかし、死亡者数というのは検査をしてもしなくても毒性が強ければ増えるはずです。原因不明の肺炎で死亡という方が、全国で多数出てこなければおかしいのではないでしょうか。

　そして、８０％の人が寝てれば治るというのも、他のウイルスと比べても毒性が弱いといえるのですが、一つだけ恐いところがあります。

　それは、２０％の重症者の中で若い人でも死亡する可能性があるということです。インフルエンザであれば、ほとんどの若い世代の方で死亡するということは、少ないでしょう。毎年日本で１，０００万人くらい感染しているにも関わらず、私の周囲でインフルエンザでなくなったと聞いたことがありません。

　ただ、新型コロナウイルスは、少ない確率で死亡する可能性があるということが恐ろしい点だと思います。少ない確率だとしてもそれが、身近な人で起こる可能性だってあります。この少ない確率で死亡しないために国民は、現在ウイルスと戦っているのです。

この状況を乗り切るには

　この状況を打破するには、重症者で助からないと考えられていた人が薬により回復したというふうにならなければなりません。そうでなければ、世界中の人が安心することが出来ないでしょう。

　そのために薬の開発を早く進めなければなりません。薬の開発について詳しくわかりませんが、日夜頑張られているはずです。政府もこういったところに積極的に、予算をつけなければなりません。

　新薬が出来るまで、感染が縮小しても国民の恐怖心は消えることがないでしょう。製薬会社の皆様の努力に敬意を表して、吉報を待ちたいと思います。