井岡一翔選手(ボクシング)の刺青問題
昨年の大みそかのボクシングWBOスーパーフライ級タイトルマッチが行われ、これまで4階級の王者となった井岡一翔選手と3階級王者の田中恒成選手のタイトルマッチが行われまました。
テレビ視聴率も10%を超えるぐらい世間でも注目され、日本人対日本人のレベルの高い世界戦が行われました。
試合は、予想以上に素晴らしい内容ですごく技術レベルも高く、ボクシングという競技で日本人がどれだけレベルが高いのかというのを世界中に知らしめた試合となりました。
結果は、井岡選手が2度ダウンを奪い、勝利しました。おめでとうございます。本当に感動的な試合で、若い選手には学ぶべき点が多い試合であったと思います。私も参考になることが多く、今後の練習にいかしていきたいと思います。
刺青問題
この試合で問題になっているのが、井岡一翔選手の左腕の刺青です。テレビで見ていても左腕に刺青があることは、容易に見ることができました。
日本では、プロボクシングの試合をする時には、刺青が禁止となっており、ファンデーションなどを塗って、隠さないといけないそうです。これは、ルールです。
ボクシングでけりを使ってはいけないと同じように、刺青は禁止されています。スポーツは、ルールを守るべきものであり、それを意図してルール違反したとなれば、大問題で厳重に処罰をしなければならないと思います。
でも、ボクシングほどの激しいスポーツですから、ラウンドを重ねるごとにファンデーションが取れてきたのも仕方ないかなとも思います。
この問題での反応
この問題についての反応として、ルールを守らないのだから、問題だとする人と世界では入れている人もいるので、このルール事態が古いという人もいます。
さまざまな意見がありますが、JBCも試合をさせてしまったという責任があります。ルールを守れていないとわかっていたならば、試合をさせるべきではありませんでした。
しかし、試合はOKとして行われています。そうであるならば、後からこのような問題視すること事態が問題です。
刺青の問題の前にJBCの体制として問題がなかったのかという総括が必要です。
ただ、ルールは守らないといけません。井岡一翔選手がルールを守らなかったということが、意図していたならば処罰が必要です。
このやりかたしかなかったのかも
井岡一翔選手は、刺青を認めさせたいという思いがあり、意図的にこのような問題にした可能性もあります。
この問題で、ルールに納得がいかないのであれば、変える活動をまずやるべきだという意見もあります。しかし、手続きにのっとってやったとしても、ダメですで組織に相手にされない可能性があります。
これを変えさせるには、派手にやらないと問題がクローズアップされないということもあり、井岡一翔選手が今回意図的にやったのかもしれません。
問題を解決する時、立場の弱いものがこのように派手に主張するという方法は、手続き的に正しくないかもしれませんが、世間やボクシング業界に真面目に考えさせるきっかけとなりました。
そう言った意味では、井岡一翔選手が意図的にやったのであれば、大成功です。井岡一翔選手の立場でルールを変えさせるために考えたことなのかもしれません。
JBCの判断は?
このような大きな問題になったのですから、刺青についてボクシング界でしっかりと議論されたらよいと思います。
そして、そこで出た結論が納得いかないものであっても、先ずはその結論に従って、今後の試合を運営して頂きたいと思います。もし、納得できない結論であったならば、世論も巻き込んで正当性を訴えて、ルール改正に尽力すれば良いと思います。
ボクシングは、危険なスポーツの一つです。そういった命に関わる競技であるからこそ、ルールはしっかりと厳守するという文化をさらに築いていって欲しいと思います。